まっしろな嘘

ニンゲンを勉強中のヤヤネヒによる、なんかいろいろ。

これで完璧、ASDのためのガールズトーク術

某借金玉先生が「誰か書け」って書いてたのをTwitterで拾ったら、知人から欲しいって要望があったので…

*1、公開された以上はネタとして拾っていいのかなということで(私以外に書くひといるかもだし)、金銭はそんなに発生しないはずなので、はい、大変失礼します。

最近、あまり積極的に対人関係をこなさないので、この手の努力をあんまりやってないんですが、自分なりに模索したハウツーみたいなのをシェアしておきます。あと、確か、上の発言ってキズナアイ論争の流れだったので、実際問題として発達障碍者が不得手とする「雑談」とか「ガールズトーク」のハウツーとは関係ない気がしますが、炎上問題のほうが気になる人は最後の注釈だけ読んで。


コミュニケーションの「目的」を洞察せよ

発達障害者には「想像力がない」と往々にして言われますが、 ロジカルに類推する能力はある。コミュニケーションには目的がある。 その場におけるコミュニケーションは「何の為のものか」、あるいは、話者は「どのような文脈で、何を目的に言葉を発しているのか」。難しいですが、これをあくまでロジカルに考えてみましょう。これはそれほど難しいことではありません。

己の欲望を自覚し、他者の欲望を類推せよ

「雑談が苦手」というのは、発達障害者あるあるです。 しかし、発達障害者は、定型発達の人と異なる需要を抱えているのか? ちょっと立ち止まって考えてみましょう。発達障害者も、親しい人間に対してはコミュニケーション行動を取っている。そのとき、貴方は、親しい人に対して、明確な目的意識を持ってコミュニケーション行動を起こしていますか?

観察していて気付いたのですが、定型発達と呼ばれる人でも、「明確な目的意識を持ってコミュニケーション行動を起こしている」人は稀です*2

例えば。発達障害者としての自身に目を向けてください。 「あれを取って」「これを取って」「これに協力して」…etc、目的が明確な場合は決して少なくないと思いますが、発達障害者といえど「常に」ではありません。仲良くなれる人間=とりとめない知識の曝露に耐えてくれる人間だったことはありませんか?

何故、自分の中の知識を延々と他人に話してしまうのか。 知識啓蒙や、自分の博識ぶりを自慢することが目的ではないはずです(もしかしたらそうかもしれないけれど、多くの場合は『そうではない』と自分は認識しています)。あと、ほら、TwitterでTLを追いかけながら、フックされた内面情報をとりとめもなく書いてしまう人!! わかるな!!! 「自分のことを知ってほしい」という明確な欲望があるわけではない。でも誰かと繋がりたい。何となく書いて、何となく反応するスタイルが居心地が良い、という人はおそらく少なくないと思います。

カナー自閉の人は、自己を表現するために、直前に見たテレビやお芝居、好きな本の中身を、ひたすら反復しつづけることが多いといいます。これを「からっぽ」と表現した人がいましたが、私は違うと思っています。

コミュニケーションしたい欲望は、発達障害者にもあるのです。

不器用すぎる、「ルール」が特殊すぎて、伝わらないだけで。

機会さえ与えられれば無限に喋り続ける貴方には、コミュニケーションしたい欲望があります。豊かな内面があり、感性があり、感情があり、それを人と共有したいという強烈な欲望があります。その手段がわかっていないだけです。この事実を、さしあたり、認めましょう。認めろ。そこからすべてが始まる。

この、「コミュニケーションする欲望」については、ジェンダー差も、定型・非定型の差も、本質的にはそこまで無いと思っています。器用さとルールの学習能力に絶望的な開きがあり、ジェンダー規範という架せられたルールの違いがあるだけです。まぁこれが大きな差なんですけど、この世は平等ではないので…


みんな自分のことを話したい

あなたは自分のことを話したい。だから、機会さえあれば際限なく自己開示を行ってしまう。でも、ここで一度立ち止まってみましょう。

人間はみんな自分のことを話したいのです。

聞き手と話し手の需要と供給は、この社会において、圧倒的に「聞き手」に需要が偏っています。逆に言えば、定型・発達の区別なく、「話を聞ける人は会話を制する」と言って過言ではないのです。もう一つの欲望としてマウンティング欲、「地位関係をはっきりさせたい欲」というのがありますが、これはややこしいので一旦後で。

自分が話したくて話したくてしょうがない、他者に自己開示したい欲望を抱えていることを自覚した上で、聞き手に回れ。 貴方はこれだけで、「雑談」において優位に立てます。偶にプレゼン特化タイプの人(演説側にたって何となく場の空気を引っ張れる人)が居ますが、そういう人はたぶんこのエントリを敢えて読まないと思うんで、というかなろうと思ってなれるものではないのでこのエントリでは触れません。

女性の場合、男性と違って「理屈っぽく話さなければならない(理屈立ってるとは言ってない)」「地位関係の確認を繰り返さなければならない」という規範意識が(比較的)薄いので、聞き手に回ると、往々にして取り止めもない話を延々と聞くことになりますが(言うて『企業社会における男性の会話』というのも『ホモソーシャルな地位(=部族社会)』という文脈に乗っかってるだけで大差ない印象)、ここで出てくるのが合コンさしすせそです。


『ガールズトーク限定会話ルール』というのは言うほどない

合コンさしすせそは男女問わず有効です

『相槌の技術』が集約されていると言って過言ではない。 合コンさしすせそ、定番だけどおさらいしておきましょう。

さ:さすが

し:しらなかった!

す:すごい!

せ:センスあるね!

そ:そうなんですか/それは~ってことですよね?

「さ」と「す」は承認欲求の充足ですね。持ち上げておいて損はない。ぽんぽん投げ込んでいきましょう。 「しらなかった!」これも大事。後段でも書きますが、何を話したいかわからないときは、「質問して、話してもらいましょう」。

「せ」ですが、女性のほうがルッキズム的にはシビアな社会を生きているので、キャバクラに来る男性よりもよけいに重要度が高いです。ファッションを褒めましょう。取り敢えず目についた所で良い。その髪の毛どこで染めたんですか、今っぽいですね? とか、そのワンピース可愛いですね!とか。ネイル綺麗ですね、とか*3

「そ」。これは必須です。「××に対して、○○のように感じた」という相手(Aさん)の言及に対して、「Aさんは、○○と感じたんですねー」と反復していくスキルは、会話の間を繋ぎ、「私は貴方の話を聞いていますよ」と表明する過程で重要になってきます。

茶番センサー(©借金玉先生)問題にどう対処するか

茶番センサーを捨てて部族の祭礼に参加せよ

こんな話くだらない… と感じる、でもそんな空気を出してはいけない。

個人的には、「雑談」の範疇なら、茶番センサーオフまで頑張らなくていいと思います。「知らないことに興味を持つ」「相手への敬意を崩さない」この程度で十分です。このへんを表情に出すには訓練がいりますが、突き詰めると「私は貴方に興味がありますよ」という、己の(下世話な)好奇心に素直になるのが一番ラクな気がします。ただ、個人差があるかもしれない。

笑顔の作り方は練習しておきましょう。鏡を見る!笑う!喋ってみる! 自分では笑っているつもりでも笑顔というのは引き攣っていることがある……というのを、私はホテルのホールのアルバイトで学びました。一度チェックしておいて損はないです。あと、「茶番をスルーする」というより、さあ話せ!もっと話せ!お前の話を聞かせろ!の心意気が大事な気がする。

笑うのが苦痛になったらメンタルの健康が怪しいので、そこは別の意味で気を配りましょう。後述しますが、発達障害の人の中でも、この手の散漫なコミュニケーションには適性の差が大きいです。技術的には身についても、「削れやすい」特性がどうにもならないことがあります*4


話題の糸口という難題

とりあえずどう話しはじめるか

思いつくところを列挙してみます。

1.「ずっと気になってたんですけど…」と切り出して、相手のファッションを褒める

ガールズトーク鉄板。ガールズじゃなくても鉄板。ただし褒められてない人間がいざ褒めるポイントをみつけてさあ褒めるぞ!!となると、構えすぎて言えないという本末転倒案が…これはまぁいいです…(褒め慣れてる人は前置きなくてもいいと思います)。あと別に「お世辞を言う」必要はない。人間、死ぬ気で観察すれば何かしらのコダワリポイントを持っています。特に見つからなかったらプランBへ移行。

2. 天気の話から生活の話に繋げる。

これをやると、コミュ強者の人は「体調崩す人多いわねえーうちの人もねー」みたいな感じで適当に引き取ってくれはります。エスコートをお願いしましょう。相手もコミュ障の場合は沈黙が続いても許されると判断(続くときは続くので気に病まない)。

3. 生活圏が遠すぎて共通の話題が無い場合は、質問や現状説明の形で相手の話を引き出す。

例えば、知らない同士なら「今日、どちらから来られました?」バイト先なら「店長遅いですねー」とかそういうので良い。「お腹すきません?」とかでもいい。脳と口を直結させましょう。

4. 相手が糸口を切ってくれた場合、相槌役に回って合コンさしすせそ。

ラリーを回してもらった分、感謝の心を忘れず、スっとボールを投げ返す。ASDは受動型・孤独型の人でもスイッチが入ると「喋りすぎる」傾向はわりとあるので、少なめ少なめを心がけて下さい。

5. 幸運にも共通の話題があり、会話が弾むボーナスゲームに入った場合も、関係が浅いうちは話しすぎない。疑問形で話を終わらせるなどしてボールを投げ返す。

最大のコツは『深く考えない』ことです。会話の目的は『相手の承認欲求を満たし』、手段は『糸口を作り、相槌を打ち、相手に話させ、共感する』こと。グルーミングです。お互いをヨシヨシするのです。会話の論理性などは置き去りで良い。

どんな○○が好き? 問題

会話のハウツー本などを読むと『趣味は鉄板の話題』と書かれてるけど、 そんなわけあるか!! 発達障がい者っていうかオタクほど困るやつです。鵜呑みにしてはいけない。 世間の流行りがわからないのに「音楽って何聞くの?」とか地雷でしかない。

でも安心してください、これの解決方法も簡単です。 「あんまり詳しくなくて……どういうのを聞いてる?」 「最近○○が流行ってるって言うけど、よく知らなくて。お勧めってある?」

訊きましょう。話してもらいましょう。 深く語りたくなっても我慢しろ。お前の話は理解されない。諦めろ。 私は韓ドラとか全く詳しくないですが、よく知らない人と話すときは、「最近ハマってるものとかあります?」と話を振る形で、専ら話してもらいます。政治の話とかはまずしない。

コミュ障鉄板は食べ物・天気・体調

重要なのは会話の目的を見誤らないということ。

「雑談」の目的はグルーミング、すなわち集団のストレスを一時的に軽減することなので、「重く」なってはいけません。例えば、体調の話題であれば、「体調崩してる人多いですねー」「そうねえ」くらいの「連帯感」を引き出すのが目的なので、演出したいのは「程々の遣る瀬無さ」です。不幸自慢はコミュ強者の特権です。

恋愛とかセックスとか

距離感のわかりづらいけど、何かと振られがちな話題。

繰り返し書いていますが、「無理して『話す側』に立つ必要はありません」。「浮いた話全然なくて~、○○さんどうですか?」で良い。比較的バッサリ踏み込んで話しても許される分野ですが、あんまりあけすけだと引かれる塩加減の難しさがあるので、これも怖いなら頷き役&話の整理役に回りましょう。主語を入れ替えて(私は~で始まる話を『○○さんは~』に言い換える)鸚鵡返しでいいです。


「マウンティングしたがる人」にどう対処するか

たいへん面倒臭いのですが、というかこれが一番面倒くさいんですが、「格付け」と「自らの地位の確認」としての会話しかできない人というのはいる。他人の悪口を言うタイプの社交術がセットなので余計に面倒臭い。とはいえ、こういう人たちって自尊心が地雷だらけなので、コミュ障としては、がんばって地雷を回避する方向でやりすごすしかありません。

好きに喋ってもらいましょう。貴方はキャバ嬢で、目の前のその人は面倒臭い客だと思え。最初だけです。割にあわないと思ったら逃げましょう。うまいこと気持ちよく喋って貰えると、まぁなんとなく良好な関係が築けることもあります。ダメなときはダメなので諦めて。

会話のイニシアティブを相手から取らない。

相手が知識や事実関係を開示してきたときに、「あ、それ知ってる」と言わない。絶対に言わない。相手に話させる。へーそうなんですかー(そんなことを知っている貴方はすごいですね)、という心構えでニコニコ笑って相槌を投げ込みましょう。貴方はどうなのと聞かれても喋らない。罠です。うっかり地雷を踏んだら集団内での人権を剥奪されます。しかも、同調したらしたで、「あいつが悪口を言っていた」という事実だけが残されて謎の四面楚歌が発生したりするので、余計なこと言わない。リスクヘッジです。

悪口・陰口が始まったら、「話者の感情だけに同調を示す」

反駁はしない。同調もしない、反駁もしない。 「それは大変でしたね」と、「そういうことってありますよねー」あたりを練習しておくと楽。 悪口の的になっている人のことが気になっている場合、フォローは本人に入れましょう。大丈夫、ムラ社会化した空間でも、見てる人は見ている、わかってる人はわかってるので。

程々に自分を演出しておく

「外国に行ったことがある」、「特技がある」「実はけっこう学歴がある」などの情報は、程々に開示しておいて良いです。ただし手短に。面倒くさい人は、適度にマウントを返しておかないと「こいつは掃き溜めにしても問題ない相手だ」とこれまた面倒な理解をされますが、彼らはわりとスノッブなので、「私実は凄いんですよー」感を出しておくとある程度は回避できます。ただし突っ込んだ話はしない。定型の人でも対面コミュニケーションでブチ込める情報量はそんなに多くないので、延々と話すと面倒くさい人として逆に格下げされます。

「ピアノを弾きます」→「へー、どんな曲とか弾くの?」「学生時代はショパンとか弾いてたけど、今は全然ダメなんだー」このくらいの深度。「会話におけるイニシアティブを取らない」だけで、ヘコヘコする必要はありません。「わしゃスゴいんだぞ」オーラは多少、心がけて出しておきましょう。自分に自信がない? できる範囲で頑張って!

発達障がい者、感情に深入りしすぎる問題

発達障害者は鈍感』のウソ

コミュニケーションの「身振り」が下手な発達障害者は、「感情を理解しない」と詰られる機会が非常に多く、当人も誤解しがちなのですが、「感情を表出する技術が備わっていない」だけで、内面的には他人の感情に深入りしすぎて辛くなる人が多い印象があります。特に、悪口・陰口で連帯する空間に居るときには注意が必要。定型発達の人は、流れ込む情報量を(学習セットを適切に用意された人工知能のように)オートマティックにコントロールできるので、コミュニケーションの不可が段違いになります。意識しない『疲れやすさ』が会話への苦手意識に繋がっていることも多いと推測します。

前述の借金玉氏の本で「部族内儀式」と呼ばれていたものが、この「コミュニケーションの情報量を切り詰める」アプローチの最たるものですが、情報量を切り詰めるコミュニケーションが「バケツから少量の水を計りとって注ぐ行為を繰り返す」だとしたら、雑談は逆に「少量の水をコンスタントに流す」技術に近いです。「だばあ」させない。

感情に深入りしないことを心がける

対処法としては、自分が敏感なことを自覚して、とにかく受け流しましょう。身体的には、「腹で受け止めて、胸から語る」のが理想ですが、これはちょっと難しいので、はじめのうちは、相手との間に壁を一枚作るイメージを作るくらいがちょうどいいと思います。同調は必要ありません。それでも、「適切なタイミングでの、身振りと相槌」というルールを適切に踏めば、「キャッチボールは成立します」。「雑談」の技術はここに集約されるといって過言ではありません。

得るものよりも、磨耗する量のほうが多いと感じたら、会話から離脱しましょう。大丈夫、ちょっとずつでもやれば信頼関係の形成には寄与しています。無理する必要もないですが、多少やるなら全くやらないよりマシです。

とにかく「話してもらう」技術を磨く

自分から何かを出そうと思わない。 質問する。待つ。

「普通の話」がわからなければ、質問しましょう。コンプレックスを敢えて出すことが、雑談における強みになることがあります。学生さんであれば、「付き合いが苦手で……音楽を無料でダウンロードできるアプリを使い始めたけど、何を聞いたらいいのかわからない。最近、どういう音楽が流行ってるの?」とか。K-POPの話で盛り上がっている現場に遭遇したら、「詳しくないんだけど、K-POPに興味あるんだ。何から聞いたらいい?」とか。恋バナなら「恋愛経験がなくて…お付き合いって、何からしたらいいの?」とかでも良い。

他人にものを教えるのはものすごい快感なので、大体の人は協力してくれます。 ……コミュ障から話を引き出して、かつ楽しんでくれる友人は貴重なので、大事にしましょう。話させてもらっているのは自分だと思え。

エントリの投稿直後、Tin LionさんからちょうどKoshianさんとTLで近い話をしていたと教えていただいたんですが、

「質問力を上げる」 「あいづちと、鸚鵡返しの威力は侮れない」 これ真髄ですね。刻もう。

人間には「話したい欲望」があるので、誘い水の威力は絶大です。単純なルールほど侮れない。

一見無意味なグルーミングの先に『ガールズトーク』の深みがある

言っちゃなんですが、ここまで並べてきたのは「関係が浅い人との、雑談の技術」です。ガールズトークというのはその先にある。楽しい会話というのは、話す/聞くを、順に回しながら、相手の持つ知識や興味、生活といったプライベートな領域に少しずつ踏み込み、距離を縮めていくものです。波長の合う人、話していて楽しい人は、たまに弄りあったり、異論を差し挟んだり、お互いに心行くまでターンを回しても、話題が尽きることはありません。

とはいえ、「聞く技術」を優先的に磨いて、社会的に損はないと思います。相槌は打てば打つほど巧くなります。集団生活におけるグルーミングを繰り返す中で、落とし穴のように波長が合うことはあります。そういう友人が自分には何人かいて、現在のパートナーもそういった友人の一人でした(異性だけど)。あと、「人の話を聞き、共感の所作を示し(本当に精神的に同調する必要はない)、整理できる」コミュニケーションスキルの需要は基本的に高いです。本気で磨けばおカネを取れます。

まぁ、そういうわけで、

・ 己の欲望を自覚し、統御せよ。人間は「話したい」生き物であると知れ

・自分から話すのではなく、相槌を打ち、質問し、「相手の話を聞きだす」技術を磨け

・「合コンさしすせそ」と鸚鵡返しを侮るなかれ、あらゆる場所で使える

・ マウンティング人間には深入りせず、反駁せず、ATフィールドを解除するな

ASDは定型の人よりもインプット量の制御が難しく、疲れやすいので、無理は禁物。

以上、発達障害者向けのガールズトーク講座でした。 最後に書きたいんですが、人間は面白いです。 「とりとめもない話」を続けるのに大切なのは、会話相手に好奇心を持つことだと思います。大丈夫!面白くない人間はいない!!あなたもだ!!!


雑談ハックについて、ちょっと重要な話題を拾いそびれていたのでもう一本書いた。こっちのほうがキツい人もいるかもなので、お役に立つと嬉しさです。

www.masshirona.red

補遺

発達障害者が全般的に不得手とするとりとめのない茶飲み話及び雑談の乗り切り方」くらいの意味で受け取って書いたけど、これで良かったのかな、とか*5*6

*1:借金玉先生、なんか専業主婦女性の話題で論争になって、〆に「貴方は期待を持てるフェミニストだと思ったけど期待を掛けるのはやめます」とよくわからない宣言で先方の議論ログを前消しされた経緯があるんですけど、先方、各方面とのガチンコ続きで疲れてるのかなと思った、ヤヤネヒは議論と雑談はできるけど面子を解さない

*2:稀に『本当に何から何から整理して弾を撃っている』バケモノみたいなのが居ますが、稀です。定型度の高い人はほとんど脊髄直結でキャッチボールを行っており、そこまで深く考えてません

*3:やりなれていないと、『SNSで存じ上げていて初めて会った方(柴田先生)のお洋服のセンスの良さに言葉を失い、別の知人(てんちょ)に小10分に渡ってどんなに可愛いワンピースだったか力説する』みたいな本末転倒な事態が起きます。ワンピが!着こなしが!すんごい可愛かった……

*4:自分はこの超過負荷と発話能力の不良で通常就労ができないタイプのASD

*5:最初の話に戻りますが、これを、仕事柄、オフで「やらせてもらっている」人々が、いつものように一席打っているだけなのを「公共の」「議論」と勘違いしてグダる、というのが、一連の「公の規範」議論だとか、アカデミア炎上案件の本質だと思う。これ「ガールズトーク」って言うのは性差別的なのでよくない気がしました

*6:江口某先生が「大学教員というのは学生様に話を聞いてもらう職業だから気をつけないといけない」というようなことを仰っていたような記憶があり、好きに「喋る」とはまた違う、『教える』お仕事も大変だなと思います